平成11年9月15日掲載分

◎規則正しい食事と運動で 正確な体内時計の調整を (貴田誠


 動物は、体内に時計を持ち、時を刻みながら体調を整えています。体内時計は自律神経の働きとも同調しています。この時計を調整しているのが、食事と運動、光です。
 規則正しい食事の習慣は、体内時計を正確に刻む助けをします。
 朝食は時計を朝にリセットし、昼食と夕食は時計の狂いを直します。朝食を抜くと、体内時計はリセットされず、体調を崩す原因になります。
 運動も、体内時計を調整します。朝は、自然の光を浴びて、散歩やストレッチ、軽い体操で、しっかりと体を目覚めさせることで、体を朝にリセットさせます。
 午前中は、生体リズムを整える緩やかな運動が適しています。午後には、体温や体の活動性も上がるので、きつめの運動も良いでしょう。
 毎日の規則正しい食事と運動によって、体内時計は正確に刻まれ、メリハリある生活をすることができ、心地よい睡眠が取れ、良好な体調を保つことができます。
 クーラー病や冷え性に打ち勝つためにも、体内時計を調整するとともに、戸外の光を浴びて温度刺激を受け、体を動かし汗をかきましょう。


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