平成15年1月15日号掲載分

◎ 高齢者に多い骨粗しょう症 カルシウムを摂って予防を (森本 弘)

   骨粗しょう症とは、骨量が減少し骨折しやすくなる状態をいいます。骨粗しょう症は、加齢、女性ホルモンや副甲状腺ホルモンの影響、偏った食事、運動不足や日光浴不足などが原因でなります。
 高齢の女性に多いと言われますが、最近は食生活や生活習慣の変化などで若年者にも増加しているので注意が必要です。
 目に見える症状はほとんど無い場合が多く、疼(とう)痛や骨折などを伴って初めて自覚症状として気付く場合が多いようです。骨量が若い人の七〇%以下になると骨粗しょう症となり、ちょっとした力が加わっただけで骨折しやすくなります。
 特に高齢者の場合、骨折で寝たきりになったりADL(日常生活動作)が低下することもあるため、普段から予防と治療が重要です。
 予防は、食事に気を付け、特にカルシウムを十分に摂取すること、継続的に運動すること、適当に日光に当たることが大切です。
 治療は、症状が比較的軽い場合には、まず食事療法と運動療法を行います。骨量の減少が強く見られるときは、カルシウム製剤、ビタミンDやビタミンK製剤、女性ホルモンなどを併用します。年齢や病態により薬剤の種類や量も異なり、特に腎障害や結石のある高齢者は注意が必要です。薬剤の選択に関しては専門医に相談し、決めてください。


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